BRZフロントスポイラー開発4
ウレタン作業最終日
左右対称や面を整えて
作業台を外します・・・
この瞬間が一番嫌なんです
例えば地面ペタペタのエアロが
無条件でカッコ良く見えると思います(自分的には)
そのエアロをノーマル車高にした時にカッコ悪く
見えるのと同じで、作業台を外すとそんな感じです
ここからの修正がとても大事な作業で保安基準の
車高にしてもカッコよくなるようにして行きます
地面に降りた画像がありますが、車両下にリフトが
入っていますのでノーマル車高ぐらいになっています
とても見るのがつらいですがここで修正して行けば
1G状態では良くなる方向なのでこのまま作業を進めます
ただ今回はGR86と同じデザインのエアロなので
製品になった時にどう見えるかが解っていますので
少し気が楽です
本来なら室内での見え方と外での見え方はかなり違いますので
面倒でもフルエアロなら外に出して確認します
必要なら数日かける工程です
で、この工程で大事なのは見た目の一番良いところを
目指して削って行くのですが多少行き過ぎてもいいので
ギリギリを攻めて行きます
それは次の工程でFRPをウレタンの上に張っていくので
これ以降は削る方向から盛り方向で整えていくので
削り不足は避けなければなりません‥(意味不明)
要は形を整える最終決定をする工程という事です
ウレタン削りが終わったらサーフィンボードのように
ガラスクロスを張って固めます
なぜ?FRPをわざわざ巻く理由としては
1、マスターモデルの強度が圧倒的に違うので寸法精度が良い
2,下地にFRPがあると表面の硬さが安定しているので面が出しやすいのと型取りした型の面が良い
3,型取りしてマスターモデルを外すときに壊れず外せる
等のメリットがあります、急がば回れです