wtac最終日
朝一このままでは終われない雰囲気の中、昨晩インカーを見た
谷口さんよりブレーキング時のリヤのトラクション抜けをどうにかしたい
とのリクエスト、バネレートが不足気味とリヤのダウンフォース不足によるブレーキング時フロントのアンダーパネルが
効いてしまっているような状態と判断し、フロントのアシストスプリングをはずしプリロードをかけるか
フロントアンダーウイングを上げるかどちらかなら朝一に間に合うと提案
アンダーウイングを5mm上げる事に決定、通常作業的には2時間コースですがトップフューエルさんの作業が速く
何とか間に合いました、これにより多少はアンダーパネルにエアーも多めに入るのは良いとしても
ますますかっこ悪くなりましたがテスト的にはアリの方法です
お天気も引き続き今にも雨が降りそうなのでやはり最後のアタックとして臨みます
あとデメリットが無い何かやる事はというと風洞ネタで良かったダックテール、ただしアルミ板で簡易的にテストした
物を持ってきてはいたのでそのままつける事にしました一応検査があってボルト止めしてokでした
結果はシフトトラブルがあったものの1秒ぐらいタイムアップの29秒フラット
今の状況からして納得のタイムです
車と言うよりもプロドライバーの意地のように感じました
昨年とコースが違うので同じ29秒では無いにしろコスワースエリックさんと
シェラシェラチームの渾身のアタックのタイムと同じと思えば
まわりはもっと速いタイムを出していますがこの状況下で僕的には十分です
体調を少し崩したチビとホテルに残っている嫁に連絡すると喜んでくれました
昼から撮影会が有り、最後のアタックはタイミングをはずし更新ならずで
クラス5位という結果でした
大会を終えて改めて思ったのはエンジンのタフさでした、3日間フルブーストを
掛け続け「これが最後だアタック」を最後まで連発したのに持ちこたえてくれました
s2000と言うくくりでは最強のエンジンだと思います
また、最後までめいっぱい攻めて頂いたドライバーの谷口さんに
一流のプロ根性も見せて頂きました
弊社は微妙ですがエンジン、タイヤ、ドライバーはこれ以上が無い所なんで後は足りない所を
埋めていけばおのずと結果はついてくるはずと思います
今後の予定ですが
wtacはレギュレーションが出来たので出るからにはそれに沿うようにしなければなりませんが
国内は今までどうり自由な発想でやって行きたいので少し分けて考える必要がありそうです
僕的には結果も大事ですがそれよりもそこまでの過程に時間をかけて商品開発の
基にして行きたいと思っています
改めて応援してくれてありがとうございました