エボ10ダクトとその後

この製品はウエットカーボン成形なのですが

質感を出すためにちょっと違う工程で製作されています

通常は表面にクリアのゲルコート層があるので

深みのあるクリアの中にカーボン繊維が見えます

ただこのデザイン形状ではその質感に合わないとの判断から

こちらはドライカーボン同様にゲルコート層を持たず

表面にカーボン繊維が来て、その上にクリア塗装処理をしています

これによりドライカーボンとは行かないまでもカシッとした質感になり

クリア塗装をする事で耐候性も良くなっているおすすめ品です

話は変わり現在のエボ10事情はというと
S2000プロジェクトが先になってしまいエボ10開発は実験段階で
休止中になっています、もし新車早々に開発したのなら

たぶん成功事例のCTの延長の開発をしたでしょう、しかし
自分の開発エネルギーである、「何かのために」のカードがそろわず

期待し、お待ちいただいている事も解っていながら、現在に至っています
s2000がひと段落して今から作るなら

いい意味の裏切りになると思いますが

「昔は勝ちにこだわりましたが、今はいい大人やっています」みたいな
エアロを造形で表現したいなと思っています

開発エネルギーである「何かのために」を「自分のために」にする事は

造形を仕事にしている自分にとって大変むずかしいテーマですが

そろそろ表現できるのではないかと思っています(まだかな)