タイムアタック車両のタイヤ空気圧と耐荷重の限界
Gフォースさんの昨年アタック鈴鹿の走行中のタイヤの動きを
動画に収めています
注目ポイントはストレート走行時のタイヤショルダー部のウェーブ状態です
ちなみに空気圧は温間2.7キロに設定していて、その後の検査でもタイヤは問題ない状態との事です
Gフォース号はすでに速度によってはフロント輪荷重が1000kgを超えていますのでこれ以下の空気圧では
より激しくウェーブしてタイヤがバーストします
毎年オーストラリアで行われるWTACのプロクラスでは、非常に高いレベルで各チームが対策と管理を行っています
空気圧管理以外で対策例では
ストローク時のキャンバー変化を少なくしてタイヤを立てに使う(サスペンション構造対策)
ストレートのダウンフォースを抑えるようにレーキ(前傾姿勢)を変化させるセット
などがあります
余談ですが重量配分の良い車は空力の重心(COP)もセンター付近に持って行けますので4つのタイヤを限界付近で
使えますので有利ですね
流石にこの辺まで来るとエボのようなフロントよりの重量配分でCOPも前よりになっている車にはつらくなってきます
それでもあきらめないチームは更にフロントトレッドを広げその分、フロントダウンフォースを少し下げ、
レーキの変化を調整してバネレートをインフィールドに最適な方向に調整するなどして頑張っています
話がそれましたがお伝えしたい事は
050は非常に優れたタイヤですが基本はジムカーナ用のタイヤですのでアタック専用のタイヤではありません
くれぐれも限界を超えないように
マージンをとってサーキット走行をしてください
という事です今シーズン真っ只中と思いますがご注意いただけたらと思います
https://www.youtube.com/watch?v=y1BjkijqNSE
Gフォースさん画像の許可ありがとうございますm(__)m